本書は、あの三浦和義氏が亡くなる前に盟友の河村シゲル氏とともに著したもので、その内容は新左翼革命家や暴走族総長などのツワもの達との対談集である。
もっとも興味深いところは冤罪事情で、逮捕された時の対応の方法である。
普通の人は一生懸命、警察に協力して全てをしゃべろうとしてしまう。
協力することで自分の無実を警察に晴らしてもらおうと考える。
実はこれが大きな間違いだそうである。
容疑者に対しては都合の悪い証拠は隠すし、辻褄と合わせるため証拠をデッチ上げるのが警察で、容疑者とは全く逆の立場に立っている。
そこでどうするかであるが、一貫して黙秘し続けるのか、あるいは警察から言われるままの自白調書にサインしておけば良いとのことである。