中川尚の飛耳長目(税理士読書日記)TEL 東京・渋谷 03-3462-6595
上杉 隆 + 週刊朝日取材班「暴走検察」(朝日新聞出版)−C− 2010年6月21日(月)
上杉氏の記者クラブ批判のくだりがまたインパクトのあるところである。 一部抜粋すると、 「記者クラブこそ官僚制度の象徴である。 官僚とメディアが作る『官報複合体』によって、日本人は長年洗脳されてしまったのだ。 これはまさしく一億総洗脳と呼ぶにふさわしい」 以下、私なりの解説に加えていく。 官僚は国民をバカだと考えている。 そしてまたそのバカな国民が選んだ政治家も同様にバカだと考えている。 要するに、国家を支配するのは公務員試験や司法試験に合格したエリートである自分達官僚であると信じきっているのである。 記者クラブというのは、新聞やTVなどの大手メディアだけが独占的に官僚から情報をもらうことのできるシステムのことをいう。 大手メディアの人々は、官僚のやることは全て正しいと洗脳されているため、無批判にその情報を垂れ流す。 諸外国では、大手メディアの言うことを信じる人はせいぜい20〜30%程度であるが、日本では80%を軽く超えている。
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