中川尚の飛耳長目(税理士読書日記)TEL 東京・渋谷 03-3462-6595
宮端 清次「はとバスをV字回復させた社長の習慣」(祥伝社) 2010年7月8日(木)
はとバスは東京都が筆頭株主の会社で、社長の宮端氏も東京都庁出身である。 通常の民間会社と違う会社、言ってみれば役所が経営している会社なので、赤字体質だったのは当然かもしれない。 そして、宮端氏が民間会社であればある意味、当り前のことをやったために業績がV字回復したというのが本書のストーリーである。 正直言ってしまうと、新規で会社を立ち上げて成功することに比べて、こういう老舗というか歴史のある会社を再生させていく方がかなり楽なものだと思う。これは、はとバスに限らない話であるが。 ただ、本書を読み通してみて「やっぱりそうなんだ」と思った所が何箇所かあり、それは社員の主体性は社長の強烈なリーダーシップに対するリアクションとしてのみ生まれるものであるということである。 宮端氏は業績回復の立役者は『社員』であると言い切っているが、『社長』のリーダーシップがなければ『社員』はここまでは頑張れなかったと思う。
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