『休活』とは休日活動の略語なのか、本書の中でも明確な説明はない。
この著者が言いたいことは、人生を変えたいと思うならば、休日の活動を充実させ、人脈を作りなさいということである。
その人脈も、小学生の頃の様な友達で、どんなことも相談できる人のことで、勤務する会社とは別の人間関係を想定している。
サラリーマンを辞めて、会社を起こしたいと考えている人にとって大事なことは、2つあると私は考える。
ひとつは「人脈」である。
サラリーマンは社内人脈に片寄り過ぎで、社外人脈がどうしても弱い。
仕事で社外の人脈が出来ても、一時的なものが多く、永くつき合うという発想がそもそもない様に思える。
有体に言えば、その時に自分に得になる人間とのみつき合うという傾向にある。
社外に人脈がないため、独立しても仕事が広がっていかない。
よって、起業しても成功しない。
ツキのある人、運のいい人とは、実は人脈のある人のことであろう。
もうひとつは「専門性」である。
会社の仕事をマニュアルでやっているため、基礎から理解していないため、応用がきかない人がほとんどである。
会社を離れて、自分の専門性を磨くために勉強している人でなければ、独立して会社を起こすことは無理である。
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