反原発運動のリーダーとして一世を風靡した広瀬氏の著書である。
二酸化炭素が増えたことにより地球が温暖化したというのは全くのデマゴギィーであるという言論は本屋さんに行けば数多く見ることができる。(インターネットでも同じ)
ただし、大手のマスメディア、つまり、新聞やTVでは全くと言っていいほど無視し続けている。
欧米諸外国ではイギリスのBBC放送をはじめ全世界でむしろ気温は下がっていると(二酸化炭素はふえているが)と報道している。
二酸化炭素排出規制を叫ぶ人々の検査データが実は捏造されていたという事実を欧米ではクライメートゲート事件と呼び大問題となっているのに対して、日本の大手マスメディアはほとんど報道していない。
気象庁の公表するデータを見れば、日本の気温は1990年代は確かに上がっていたものの、21世紀に入るとジリジリと下がり始めていることは素人目にもよく分かることである。
日本という国は、一度ひとつのテーゼ(主張)が出来上がると、なかなかアンチテーゼ(反対の主張)が生まれない社会なのである。
すっかり悪者になってしまったという意味においては、二酸化炭素は「塩」と同じである。
天然塩というものは体に良いはずなのに、何故かバカバカしい減塩運動などというものが広まっている。
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