本書は佐藤氏と魚住氏のお馴染みのコンビによるものであるが、同日にサブタイトルが「政治とメディア」「沖縄と国家統合」の2冊も発売されている。
まず、ひとつは佐藤氏から小沢一郎氏の秘書だった石川知裕氏への、拘留期間中ずっと送られていた応援メッセージの一部を紹介したい。
1.石川知裕さん、検察の目的は小沢先生を抹殺すること。絶対に手を握ることの出来ない相手だ。
2.小沢一郎先生を守ることは、日本国家を守ること。日本の運命は石川さんのまごころにかかっている。
3.安田さんの弁選を外すと、その日から恐怖の取調べが始まる。経験者の僕の話を信じよ。絶対に安田さんの弁選を外すな。
もうひとつ、魚住氏との対談の中で、元検事の郷原信郎氏の次の発言もインパクトがあるので要約して紹介しておきたい。
『東京地検特捜部が手掛けた小沢氏の事件ではストーリーが間違っているのではなく、ストーリー自体が初めから見えないです。もはや、明確なストーリーすら描くことなく、強制捜査に入っているのではないか。』
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