本書は納得出来ない取締りからうっかり違反まで、交通違反についての疑問をQ&A方式でまとめたものである。
興味深い箇所を何点かピックアップして紹介していきたい。
Q1「そもそも交通違反とは犯罪なのか?」
A1「法的には犯罪だが、ほとんど反則金で刑事手続きが免除されている」
Q2「標識が木の陰で見えなくても違反になるのか?」
A2「このケースは違反にならない」
Q3「この取締りに絶対納得できない時はどうすればよいか?」
A3「反則金を払わず刑事手続きにおよんで主張することも可能である。つまり反則金は強制ではなく示談金を意味している。」
Q4「駐車禁止の標識がないのに、駐車違反で捕まった。どうして?」
A4「標識がなくても、法定禁止場所に駐車すれば違反である。」
Q5「免許証をうっかり失効させてしまった。どうすればいい?」
A5「失効に気付いていなければ、過失犯となり処罰規定がない」
Q6「刑事処分と行政処分はどう違うのか?」
A6「刑事処分は悪いことをやった者に対する懲らしめの処分で、行政処分は危険性の高い運転者を道路交通の場から排除するものである。」
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