上場寸前で倒産した経験を持つ経営コンサルタント桂氏の著書で、儲けの法則50により構成されている。
その中で共感できるものをいくつかピックして御紹介したい。
法則4「社長の想いがわからない社員を怒れ」
怒るということは教えることです。…
社長が「何とかおれの思いをわかって欲しい。」と強く思えば、社員も思うはずです。
法則9「逆算の法則で目標達成する」
企業経営とはそもそも逆算の思想であると私も常に考えている。
年間の目標利益を達成させるためには、売上がいくら必要であるかを計算し、そしてその売上は達成させるためには今何をやるべきかを考えるからである。
遅刻しないで約束の場所へ行くのと同じである。
朝何時に起きて何をし、そして何時に家を出て…。
時間を守れない経営者は絶対に利益は出せない。
法則16「資金繰りに苦しまない」
中小企業の経営者は毎日の資金繰りこそが大切な仕事だと思っている人は確かに多い。
本来は資金繰りで苦労しないための手立てをきちんととるべきなのに何もしないに等しいと桂氏は主張している。
この資金繰りの問題は会社を起こす段階で実はハッキリしている。
つまり、始めからきちんと自分で資金を用意して会社を立ち上げ、その後の資金繰りも計画表を作ってやっている人は、資金繰りでも悩まない。
逆に、立ち上げるときに自分の資金がなく、銀行等の借入に期待している人はその後も悩み続けるのである。
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