本の帯には歯は(インプラントはおやめなさい)一日で治すと書いてある。
確かにインプラントのトラブルは絶えないようである。
なかなか過激な歯医者であるが、本書よりインパクトのある箇所を要約して御紹介しておきたい。
◆ 歯を治したければ「審美、抜く、インプラント」とすぐ言い出す歯医者からは逃げ出すことである。
◆ 不要になった歯は放っておいても自然に抜ける。これを「安楽歯の思想」という。
◆ 健康保険歯科医は回転寿司の職人と同じである。極言すればウデは三流なのに今の保険点数でも儲けすぎているヤカラが多い。
◆ 当院には待合室がない。これは予約した時刻に治療を始め、予定の時刻に終わるからである。
◆ 「治療費が安い」「保険では長持ちしない」「色が変わる」「痛いのは気のせい」「アナタは神経質」と自分のウデの悪さを他に転じる歯医者がなんと多いことか。
◆ 保険医ではないため、治療費を払ってくれない患者は断る。そこで、電話での問合せがあったときに、資料請求(1万円)をしてもらい、初診料を振り込みの確認をしてから「初診予約カード」を送付するという方法を原則にしている。
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