「街を選べば会社と人生も変わる」というサブタイトルのついた本である。印象的が箇所を要約として御紹介していく。
◆ 大崎駅周辺は「大崎真っ暗」と言われて何十年も鳴かず飛ばずだったが、再開発プロジェクトによって、あっという間にファッショナブルな街になってしまった。ちなみに大崎は山手線の始発駅である。
◆ 日本の都市の犯罪発生率が低いのは電車と鉄道に基づく文明圏だからである。電車は人を集中させる交通機関であり、混み合った場所では犯罪は発生しにくい。
◆ 山手線を北半分と南半分に分けると、南半分は新宿、渋谷、原宿等いろいろあるため若い女性の需要は分散される。それに対して北半分は池袋に集中しているため、例えば、水着の売上も池袋西武百貨店が毎年日本一になっている。
◆ 首都圏主要駅乗降客数という表が面白い。1月当たり、新宿は330万人、池袋は280万人、渋谷は200万人、東京125万人という順であるが私の住んでいる井の頭公園という駅は1日5500人だったと思うので、主要駅の人数の多さがよくわかる。
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