塩が何故こんなにまで日本社会において悪者になってしまったのだろうか。不思議でならない。生まれる前の赤ん坊は親のお腹の中、つまり羊水の中にいる。
この羊水とはまさに塩の水なのである。私は過労死と世をあげての減塩運動は、明確なる因果関係があるという意見を持っている。以下本書の中よりインパクトのある主張を列挙しておこう。
・「塩をとれば高血圧になる」とはウソである。
・塩の「不足」はあっても「過剰」はありえない。
・体を温める作用のある塩は、あらゆる病気の最高の治療薬となる。
・今の若い人たちに見られる、元気がない、活力が感じられない、集中力が不足していることの一因は塩分摂取の不足にある。
・塩が足りないと心も痛む。
・塩が足りないから朝起きられない。
・さらに本書ではカリスマ経営コンサルタント一倉定先生の食に関するコメントを紹介している。「いじめの原因は食物にある」「身体に悪い物を長く食べ続けるとその行動や精神まで蝕んでしまう。これが昂じると、次第に狂暴性が強くなり犯罪・殺人まで犯すようになる」
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