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＜その１＞
上杉氏の政治や社会についての主張がコンパクトにまとめ上げられた本である。共感を覚えた回答を何点か紹介していきたい。
▽「記者クラブ」とは何か？
「メディアの情報独占機構であり、政治家や官僚に好都合な情報を流すためのフィルター」
記者クラブには大手メディアしか加盟できない日本独特のものである。それを自慢しているバカな記者が多い。
官僚は記者クラブを通じて世論操作を行っているが、大手メディアはそのことに気付きもしないのである。
もっと言えば、官僚とメディアが一体化してしまっているのである。
▽「小沢一郎」とはどのような政治家か？
「シャイで口下手ながら、日本でもっともオープンで政策に強い政治家。世界と日本での評価が真逆。」
記者会見のオープン化にもっとも貢献したのは小沢一郎で、フリーや外国人記者も初めて入れる様にしたのである。
理念に関しては合理的で非の打ち所がないにもかかわらず最後の部分で、その理念を具現化する丁寧さに欠けるというのが上杉氏の分析である。
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