本書は「免疫力」を高めることにより「疲れない体」をつくるコツを伝授している。この「免疫力」とは白血球の働きによって体を病気から守る自然治癒力のことである。
「疲れをためない体」であり、「疲れてもすぐに回復する体」のことを意味する。 そのコツを何点か御紹介しておこう。
・疲れをためない最初の防波堤は、体を動かすことで血流を回復させ、体の中から熱を生じさせることである。少しくらいの運動では追いつかない場合は体の外から熱を与えることになる。
・自律神経のバランスを整える効果があるのは「瓜もみ療法」である。つまりこれが体質改善、疲れ解消につながる。両手10本の指の瓜の生え際を押しもむだけの簡単な方法である。
・甘いものの摂りすぎは疲れやすさのもとになる。少量なら良いということだが、具体的にはコーヒーに少しだけ砂糖を入れる程度である。
特にミルク入りにすると疲れにはよい。むしろ粗塩や天然塩を取る方が疲れが取れる。
・月1〜2回、お風呂で2時間ほど連続して体を温めるというのは、体温を上げ代謝を促進し免疫力を上げて疲れを取るために非常にいい。血流のいい人は疲れにくいし、太らない。
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