中川尚の飛耳長目(税理士読書日記)TEL 東京・渋谷 03-3462-6595
水野利夫・萱野稔人「超マクロ展望と世界経済の真実」(集英社新書) 2010年12月27日(月)
<その2> ・アメリカの覇権がそれまでのイギリスの覇権と違うのはアメリカは基本的に植民地を持たないことにある。 領土を経由せずに他国の経済を支配する方法へとシフトしたのである。 ・中国あるいはインドが成長してしまうと、もう世界経済成長をけん引できる様な地域がなくなってしまう。 それはせいぜい30〜40年後のことで、そんなに遠い未来ではない。その時こそ資本主義の根本的は危機が訪れる。 ・ギリシャは現役時の9割以上の額を年金としてもらえる。(OECD加盟国では退職前平均年収比率ではトップである)スペインも8割台で高い。 一方日本は3割台で英国などと同水準である。ドイツやアメリカは日本よりも少し高く4割台である。 ・円安によりメリットを受ける産業の経済規模と円高によりメリットを受ける資源を輸入する素材産業の経済規模では、 後者の方が経済規模が大きい。つまり円高はトータルでは日本経済に良い結果をもたらす。
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