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 副島隆彦・植草一秀「売国者たちの末路」(祥伝社)
201114日(火)

 

 

<その1>
  この本は平成21年7月1日に出版されているが、その後、植草氏は最高裁の判決で実刑となり、8月から10月までの2ヶ月収監されている。 (実刑期間は4ヶ月であるが、すでに拘留されていた2ヵ月分の期間は差引かれている。) 最後まで無実を主張したのだが、相当に政治的意図が働いたことは容易に推察される。
  この植草事件は、その政治的意図と同時に裁判の本質的な問題点も浮き彫りにしている。つまり「推定無罪」ではなく、「疑わしきは罰する」となっていることである。
  巻き込まれた2つの事件のポイントを記しておこう。 まずは2004年の品川駅で「女子高生のスカートの中を覗こうとした」という事件である。 これは防犯カメラの映像をチェックすれば事実関係は、はっきりするのだが、どうやら警察はそれをわざと消してしまったようである。 また被害者とされる女子高生はそもそも被害届を出してもいないのである。さらに裁判にしないで欲しいという上申書まで提出しているのである。 これは明らかにデッチ上げ、謀略である。


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