<その2>
もうひとつは2006年の京急線の痴漢行為事件である。電車の中で女性が突然大声を出し、
2人の屈強な男に取り押えられるというものだが、女性のたっている位置と植草氏の立っている位置から考えると痴漢行為が成り立たないことは明白なのである。
また、副島氏は被害者と称される女性も2人の屈強な男もともに警察官であると分析している。
これらの事件の概要を踏まえた上で、問題の政治的意図については副島氏の分析を紹介しておきたい。
まず最初(2004年)の事件についてである。この当時は竹中平蔵が金融担当大臣になったばかりの時で、
その竹中を自民党の最高実力者たちが失脚させ、植草氏を金融担当大臣に任命しようと動いていた時なのである。
それをアメリカサイドに見抜かれてしまったため、特殊部隊による謀略が行われたという見方である。
次(2006年)の事件は、竹中平蔵が金融担当大臣を辞任する直前に起きている。
竹中は小泉内閣の総辞職とともに、大臣をやめ、参議院議員も辞職する時だったのである。植草氏の復活を恐れて完全抹殺をねらったという見方である。
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