<その2>
・「費用」について
費用の削減に力を入れ過ぎないこと。費用を10%cutに成功したが売上が20%減少してしまったという様な会社が後を絶たない。
・「利益」について
売上から費用を差し引いたものが利益というのは会計学の思想である。利益も将来我社が生きていくために必要な費用のひとつと考えるべきである。
・「キャッシュフロー」について
一時期キャッシュフロー経営なるものが流行ったが、すべての経営はキャッシュフロー経営にほかならないというのが、私の持論である。
つまり、キャッシュよりも利益が優先するなどということは絶対にないのである。また、過去のキャッシュフローについては、本来はどうでもよい。
未来のキャッシュフローが大事なのである。会社は最低でも向こう6ヶ月分の資金繰表を作成し、6ヶ月分のキャッシュを用意しておく必要がある。
それは新しい経営手法を始めた場合、どうしても成果が出るまでに早くても6ヶ月はかかるためである。
故に6ヶ月先のキャッシュが不足する時はすぐに銀行等に対して働きかけなければならない。
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