中川尚の飛耳長目(税理士読書日記)TEL 東京・渋谷 03-3462-6595
副島隆彦「中国バブル経済はアメリカに勝つ」(ビジネス社) 2011年1月28日(金)
<その1> 近年、日本の言論界においては中国が近い将来経済や軍事においてアメリカを抜き覇権国家になるのか、 それともまたアメリカが盛り返して、覇権国家であり続けるのかという論争が熾烈である。 中国は必ずアメリカに勝つと強く主張している知識人の代表格が副島氏である。 副島氏は3年前のサブプライムローン以降、氏の経済や金融に関する予測が、 ことごとく的中してきたことが判明したため、本屋さんでも氏の新刊本はメインの場所に置かれるようになっている。 平均的に10万部ほど売れているというはなしである。 とても興味深いのはこれほど売れても大手の新聞や大手の雑誌では絶対に書評が書かれることがないことである。 氏の主義主張がアメリカに洗脳されている大手メディアとは明らかに違うからであろう。 またこれは大手メディアが経済や金融の予測をことごとくはずしてきたことを自ら告白しているようなものである。
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