著者の深澤氏は「草食男子」を命名したことでも知られる人物である。
本書を読んでの感想を一言で言うと、こんなことまでいちいち説明しないと、今の若い人間は仕事を人に頼めなくなってしまったのかということである。
要するに常識が根本的に欠落しているということである。
以下、本書より依頼のポイントを記してみる。
・得意なテーマ、興味があるテーマを頼んでくれる。
・依頼内容が一目でわかる資料が用意されている。
・自己紹介をきちんとしてくれる。
・署名に郵便番号、電話番号、名前の読みがながある。
・こちらの都合を考えて連絡してくれる。
いい大人(社会人)にこんなことを説明しないといけないものだろうか。
「絶対に受けてもらえる依頼」は存在しないが、「まず受けてもらえない依頼」は存在する。
その代表的なものが「とりあえず依頼」してしまったものであると深澤氏は記してる。
そう言えば私の所にもいいかげんな依頼がたまに来ることがある。そういう仕事に関わってもトラブルになるだけなので、積極的に断ることにしている。
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