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 副島隆彦[編著]「日本のタブー」(KKベストセラーズ)
201138日(火)

 

 

  本書は副島氏及び氏が代表を務める国家戦略を研究する民間シンクタンクの研究者達によって書かれたものである。
  インパクトのある箇所を何点か要約して御紹介しておきたい。
◆文学作品とは、ほとんどは軽度の精神病者の世界を描いたものである。
◆この世に存在するコトバに差別語はない。有るのは卑語(いやしいコトバ、すなわち下品なコトバ)と雅語の区別である。
◆ディズニーのキャラクターではシンデレラ姫とミッキー・マウス以外は差別糾弾対象となるため使えない。 「七人の小人」という表現もダメ。日本のマンガキャラクターであるオバQも使えないようである。
◆フランツ・カフカの「変身」という小説は、グレゴール・ザムザが、ある日、目を覚ますと大きな虫に変わっていたという話で始まる。 これは、ザムザが身体障害者になってしまったことを意味し、それを面倒を見なければいけないという話なのである。
◆「避暑地に行く」というのは、本当は「暑いから行きましょう」というだけのことだけではない。 病原菌(結核)を避けるために行くのである。人類の歴史は疫病:病原菌との戦いであったが、 この問題が解決したのは冷蔵庫の発明と普及のおかげである。
◆川端康成の「伊豆の踊り子」は簡単に言えば、少女売春のはなしである。 そもそも温泉宿は売春、つまり遊郭として成り立っていたということである。


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