<その1>
田口氏は本書の中で「お金の貯まらない人たちのエピソード」を紹介したり、
自分自身が借金まみれだったころの体験談も記している。
その悪い習慣をどう断ち切り、どう変えていくと、お金が貯まるのかというのが本書の内容である。
私自身はお金が貯まるか貯まらないかは、収入の多寡ではないという意見を持っている。
つまり、毎月の収入の一定額(具体的には30%)を必ず貯蓄し、残りのお金
(と言っても税金等の強制的に支払わなければならないものを差し引くが)の中で生活をする人はお金が貯まるのである。
これ以外にお金を貯める方法はない。
逆にお金が貯まらない人は、生活費や遊興費を使い、残ったら貯金しようと考えている人である。
こういうお金の使い方をする人は、どんなに収入があっても絶対にお金が貯まらないのである。
自分の生活費を勝手に決め、これぐらいの給与がないと生活ができないと主張するバカサラリーマン、OLがいる。
発想が逆で給与の中で生活をすべきなのである。
それでもさらに生活のレベルを上げたいと思うのであれば、給与を上げるための勉強をしていくしかない。
知識労働者の休日は遊ぶためにあるのではない。勉強するためにあるのである。こういう発想をしない人は、生涯低賃金のままで終る。
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