<その2>
確かにユニクロの柳井社長はアパレルの業界の常識を変えたとは思う。
つまり、アパレルの業界はある特定の顧客層に毎年流行の服を売るという発想が基本であるが、
ユニクロは顧客層を限定せず、すべての顧客に毎年同じ服(改良とラインナップの拡充はするが)を売るという発想が基本となっているのである。
このことによって大きく飛躍したわけだが、逆に言えばファッション性を無視した面白味のない商売をやっているとも言える。
言うならば、洋服はファッションじゃないと言うことである。(洋服はファッショか)
また、近年柳井社長は、事業経営以外にも政治や社会問題についていろいろな発言をしているが、
その内容が実におそまつなのである。ピントはずれの発言が多すぎる。
今までの事業経営の成功を持って過大評価され過ぎたが故に、どうも勘違いしている節がある。
さらに言うならば、ユニクロの経営には理念というものが存在するのだろうか。私には理念なき膨張にしか思えない。
|