中川尚の飛耳長目(税理士読書日記)TEL 東京・渋谷 03-3462-6595
廣宮孝信「TPPが日本を壊す」(扶桑書新書) 2011年5月6日(金)
<その1> TPPとは「環太平洋地域内で結ぶ自由貿易協定」に関する略語である。 このTPPは日中自由貿易協定(FTA)の代替案として急浮上してきたものである。(つまり、日中関係が悪いために) そして、FTAとは異なりTPPは「例外なき100%の市場開放」を目指すもの、つまり、関税をすべて撤廃することになるため、国内産業は相当のダメージを受けることになる。 以下、本書の中よりポイントとなる事項を整理して御紹介していきたい。 ◆大手製造業のメリットとは、 @原材料の輸入、商品の輸出にかかる問題を はじめとするコストの低減 ATPP加盟国へ進出する際のカントリーリスク の低減 B工業製品の分業化が可能に ◆商社のメリットとは、 @関税撤廃と手続き簡素化によるTPP加盟国 貿易の事実上の内国化 ATPP加盟国との取引のカントリーリスクの低 減 B手続き簡素化に伴う取扱品目の増加および 物流にかかる時間の短縮
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