中川尚の飛耳長目(税理士読書日記)TEL 東京・渋谷 03-3462-6595
横田増生「ユニクロ帝国の光と影」(文藝春秋) 2011年5月13日(金)
<その1> 本書はいわゆるユニクロ本の中ではもっともお面白い本ではないかという感想を持っている。 以下、インパクトのある箇所を要約して御紹介していきたい。 ◆ドラッカーの最も有名な言葉は「企業の目的は顧客の創造である」であるが、それを受けて柳井はユニクロの経営理念の最初に「顧客の要望に応え、顧客を創造する経営」を掲げている。 ◆柳井は「今の売り場は最悪です」とか「今の商品は全くなっていません」と言う。 しかし、一年前や二年前の売り場と今の売り場と比べて、どこがどう最悪なのか。 それは在庫回転率で見るのか。それとも粗利益率で見るのかが全くわからないのである。 柳井の話は意外なくらい具体性に乏しいのである。 ◆あれ以来、ユニクロを辞めた後でもユニクロのことをべらべらしゃべったら、柳井さんが地獄の底まで追ってくるというのが共通認識としてでき上がったのである。
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