中川尚の飛耳長目(税理士読書日記)TEL 東京・渋谷 03-3462-6595
原田泰+大和総研「なにが日本経済を停滞させているのか」(毎日新聞社) 2011年5月19日(木)
<その2> 【論点9】 子供手当は将来に対する本当の投資、意味のある社会実験であると主張している。 子供手当は諸外国においても、我が国の地方自治体においても、経済活性化及び少子化対策において、すでに成果が出ているという事実を御存知ないのだろうか。 【論点14】 消費拡大のためには所得の安定的増加が必要と主張しているが、具体的な中味が書かれていない。 雇用、医療、年金について何故述べないのだろうか。 【論点15】 日本の住宅投資が著しく低迷している。そこで雇用と所得の環境改善が必要と主張している。 衣・食・住の中で住に関しては、相変わらず価格が高過ぎるのである。建物は、例えばアメリカと比較して3倍から5倍高い。 日本人の平均年収はアメリカ人の2倍程度であることを考えても、建築コストはまだまだ下がる余地はある。また、地価を下げるための提言などが一切出て来ないのも不思議でならない。
バックナンバー一覧へ
渋谷の税理士事務所TOP | 渋谷のオフィス紹介 | グループ概要 | 税理士読書日記 | サイトマップ 渋谷の名所・渋谷の観光スポット | サイトポリシー | リンク集