渋谷区の税理士 中川尚税理士事務所

 

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 平林亮子「相続はおそろしい」(幻冬舎新書)
2011523日(月)

 

 

<その2>
◆不動産の権利関係はシンプルにし、事実に合わせて、その都度、登記をしておくことが大切である。
要するにお金をケチらないことである。
また、不動産多く取得している方は、登記簿謄本を年に1度は入手し、事実関係を確認しておくことも重要である。
◆普段から株式や連帯保証人など目に見えにくい財産も含めた財産目録を作っておくことが大切である。
財産の総額が1億円を超えるようであれば、相続税の試算も必要となる。
私も年に一回決まった時に財産の総額を計算し、必要に応じて相続税の試算をすることをお勧めしている。
◆不動産を相続するときも、処分するときも、不動産に関する契約書・権利証・お金の授受の書類が重要になる。 そのため、すべてワンセットにして保管しておくことが大切である。 素人目には、権利書類等不動産に関するそれぞれの書類の違いがわかりにくいため、ワンセットでの保管というのがミソである。
◆遺言を作成した場合には、その存在を家族に伝えておこう。また、開封は慎重に行う必要がある。
繰り返しになるが、私は遺言の存在のみならず、その内容を推定相続人に伝え、承諾を得ておくことが重要であると思う。


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