中川尚の飛耳長目(税理士読書日記)TEL 東京・渋谷 03-3462-6595
森田義男「相続力」(BKC) 2011年5月24日(火)
<その1> 今年は相続関係に関する著作の出版が多い。税制改正で相続税が増税されることがもっとも大きな要因であろう。 今までは100人の方が亡くなると5人弱の人が相続税の申告納税を行ってきたが、それが7人から8人にふえるということである。 また、日本人の個人所有の金融資産は1,500兆円と言われる中で、 その内1,000兆円程度がむこう10年間相続により動くという試算もあることも要因のひとつになっているのだろう。 著者の森田氏は不動産に強い税理士である。彼の主張の中で興味深い箇所を何点か要約して御紹介していきたい。 ◆相続税対策の優先順位 【第1順位】 相続人の円満 【第2順位】 納税資金の確保 【第3順位】 相続税の節税 私も圧倒的に重要なことは、円満な財産分割と考えている。関係者が相続でもめたくないと考えている人達は、まずもめないものである。
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