<その2>
◆避けたい弁護士への相談
弁護士は依頼者の利益優先でものごとを考える人種であり、相続人の円満などは眼中にないのである。
私も絶対的にやってはいけないことのひとつに、相続に関して弁護士に相談することをあげている。
◆最大の相続税対策は税理士の選択にある。
腕のいい税理士であることの要件は、「不動産に強いこと」「税務署に強いこと」「依頼者に弱い(優しい)こと」の3点である。
この指摘は正しいと思うが、もっと大事なことは財産分割においてトラブルを起こさないように
相続人を仕切る力をもっていることが、税理士の一番の要件であると思う。
◆税務調査における最大のターゲットは家族名義の預金である。
たとえ配偶者名義の預金であっても正式な贈与手続を経ていなければ、それは被相続人の財産になるのである。
私は相続案件の依頼を受けた場合は、被相続人と生計を一にする親族の預金通帳をすべてチェックして、
被相続人とのお金の流れの確認は必ずやることにしている。
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