中川尚の飛耳長目(税理士読書日記)TEL 東京・渋谷 03-3462-6595
船瀬俊介「巨大地震が原発を襲う」(地湧社) 2011年6月6日(月)
<その3> ◆クルマを買えば新車でも3年後には車検があり、その後も2年ごとの車検が国家によって強制されている。 また、航空機は毎日の点検が法的に義務付けられている。しかしながら、原発には点検に関して法律上の縛りが一切存在しないのである。 ◆原発をめぐる不祥事が後を絶たないのは、原発が膨大な利権の中だからだ。典型は原発工事の受注等で富をなした水谷建設鰍フ犯罪行為の数々。 同社、水谷功元会長は、2006年8月2日38億円の脱税容疑で逮捕された。 ◆原発の安全を問う裁判は全国で20件起こされているが、すべて住民側敗訴だ。その背景には、原発を「門外漢には容易に立ち入れない聖域」とみなす司法の考え方がある。 ◆中国人たちを生きたまま人体実験した悪名高い731部隊は、その貴重な実験データをすべてアメリカ側に差し出すことで戦争責任を免除された。 彼らこそが、戦後、日本の製薬利権のルーツとなったのだ。
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