<その3>
◆なぜ原発が電力の3分の1を占めて、原発がないと停電するかのような誤解を招いてきたかと言えば、
わが国は大量の発電能力を持った天然ガス火力の発電所を抱えながら、その稼働率を5〜6割に意図的におさえてきたからです。
天然ガス火力とは、最もクリーンで世界的にも先進国で現在の主力発電の設備なのです。 ガスではなく石油火力もあります。
こちらは驚いたことに1割〜2割の稼働率なのです。原発がないと停電すると考えることが、そもそもナンセンスなのです。
◆IPPと呼ばれる独立系発電事業者の電力をフルに活用すれば、日本は将来にわたって停電など100%起こり得ないのです。
発電と送電の事業を分離し、送電線は国家が「国民のために」管理するべきなのです。 自由に送電できる業者が最大5,200万キロワットあるなら、
全国の原発5,000万キロワットは即刻廃絶しても、全く問題ないのです。
◆原発推進論者たちは、天然資源の枯渇を問題にするでしょう。
しかし、これもエネルギー業界の真相を知らない時代に遅れたド素人の発言です。 全世界で新たな天然ガスが続々と発見されているのです。
これらで200年をはるかに超える余裕があります。
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