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 坂根正弘「ダントツ経営」(日本経済新聞社)
201177日(木)

 

 

<その1>
  著者の坂根氏はコマツの社長を2001年6月から2007年6月まで務め、その後は会長を務めている人物であるが、自分の経営手法について述べたのが本書の内容である。
  本書を読んでの感想は2つある。ひとつは、他社でも思うことではあるが、大企業における経営改革とは楽だなあということである。 本当に基本的なことさえやれば、業績は良くなるのである。中小企業ではこうは行かない。 二つ目は、事業経営以外(政治や社会)に関しての発言がいただけないのである。 大企業の社長をやると世の中がわかったような気になるが、実はちっともわかっていない人が多い。 昔の財界人はもっともっとレベルが高かったと思うが。
勘違い経営者という意味においてはユニクロの柳井社長もそうである。 事業経営以外についての発言は一般大衆以下である。
 これより本書の中でインパクトのあるくだりを要約して、御紹介していきたい。
◆建設機械というのは、何ら華やかなところのない地味で無骨な存在ですが、そう見えて実は「時代を先取りする先行指標」という側面があります。
◆日本の建設機械は自動車以上に国際競争力が強いのではないかと考えています。 数ある建設機械の中でも、ブルドーザーに代わって近年主力機械の座を占めるのは油圧ショベルですが、その技術のほとんどが日本で生まれているのです。


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