<その2>
以下は、本書より前述した興味深い箇所を何点か御紹介していきたい。
◆カルロス・ゴーンがやったプランの9割は、もう10年前できていたと言われています。今のJALだってそう。いくら合理的な戦略やプランであっても、結局はやれるかどうかです。
◆面白いのは業績が好調で、うまく国際化が進んでいる企業の典型って、意外に都会っぽくない会社が多いということです。YKKやコマツなどの様に。
◆元コンサルタント言わく、自分がコンサルタントをやっていたときは、どの代替案が最も正しいかという点にすごくこだわっていた、と。
でも経営者になってみたら、やってみないとわからないという気持ちが強くなってきた。
◆かつてはサラリーマンのなれの果てが経営トップというのが、日本のモデルだった。リーダーになるべき人間、あるいは責任を取るべき人間をどう作っていくか議論されて来なかった。
◆新しいクライアントが決まると、どの業界でも業界誌(あるいは業界新聞)を2年分読む。そうすると専門用語や業界の基礎的な仕組みなどの基礎知識がわかる。
|