<その3>
◆日本で原発が動いたのは1966年の東海1号炉が最初ですが、それは日本が造ったのではなく、イギリスから買ったものです。
世界の主要な原子力発電利用国で独自に技術開発をしてこなかった国は日本だけです。
現在の日本で使われている技術は、もともとアメリカから買ったものです。 よって致命的なトラブルが起きると自力で対処できません。
◆日本の原子力推進派は、1979年のスリーマイル島原発事故が起きた時には「アメリカの運転員は質が低い」、「日本とは型が違う」と言い張り、そして1986年のチェルノブイリ原発事故の時も「ロシア人はバカだが、日本人は優秀だ」、「日本の原子力技術は優れているから安全だ」と宣伝してきました。
◆火力発電所の設備利用率は約48%です。 つまり、半分以上が止まっていたことになります。 今回の地震と津波で原子力が止まって電力不足になったような印象がありますが、実は火力発電所が被害を受けたことが大きな理由です。
◆人類で最初に放射能を発見したのはドイツの物理学者レントゲンでした。 1895年、陰極線管の実験中にその存在に気づき、それをエックス線と名付けました。
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