中川尚の飛耳長目(税理士読書日記)TEL 東京・渋谷 03-3462-6595
橋爪大三郎、副島隆彦「小室直樹の学問と思想」(ビジネス社) 2011年7月28日(木)
<その1> 本書は稀代の学者・小室直樹の学問と思想について、門下生のお2人が語り合うという形式で出来上がっている。 また、2010年9月4日に小室氏が亡くなったため、20年前に出版された本を復刻したものである。 以下、インパクトのある箇所を要約して御紹介していきたい。 ◆小室博士がアカデミズムに入れられなかったことを私は残念に思う。しかし、それは小室氏の勲章でもあるとも思う。 空気の支配する日本で「小室氏の弟子だ」と宣言すれば、逆風を覚悟しなければならなかった。(橋爪氏) ◆政治家は賄賂を取ってもよいし、汚職してもよい。それで国民が豊かになればよい。政治家の道義と小市民の道義はちがう。 政治家に小市民的な道義を求めることは間違いだ。(小室氏本人) ◆小室先生は、他の人々とどう違うかというと、まず第一に複数の学問に通じている。 第二にアカデミズムに関心もあるけれど、実際的な関心もあるという点です。(橋爪氏)
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