中川尚の飛耳長目(税理士読書日記)TEL 東京・渋谷 03-3462-6595
石川知裕「悪党 小沢一郎に仕えて」(朝日新聞出版) 2011年8月24日(水)
<その1> ここで言う「悪党」の意味はいわゆる「わるもの」ということではなく、体制に対する反体制と考えるとわかりやすい。 石川氏は小沢一郎に20年近く仕えてきた人物であるが、なかなか読み応えのある本に仕上がっていると思う。 以下インパクトのある箇所を要約して御紹介していきたい。 ◆ちなみに、秘書になってからこれまで17年間私は小沢一郎からほめられたことはない。特段優しい言葉をかけられたこともない。 保釈後に10ヶ月ぶりに会っても「おー」だけだ。 ただそれを冷徹とみるか、性格とみるか。 その違いだけでも「小沢一郎観」は変わってくる。 ◆日本の政治家で外国人秘書を雇っているのは小沢一郎と鈴木宗男ぐらいである。 外交交渉の場において政府のスタッフが通訳するとなぜか意図が正確に伝わらないことや思わぬ情報が外部に漏れることを知っているから 独自の人脈に頼るのである。
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