<その2>
◆小沢事務所に一定期間勤めるとどんな大物に付いても期待以上の仕事はこなせるようになる。
反対にお茶くみもできない人間に、人の心も、国家も動かすことはできない。
「庭掃除できない人間には、日本の大掃除はできない。」
◆「石川君がちゃんとやってくれたから芝生に草生えてないでしょ」縁台で芝生を眺める小沢に奥さんはそっと言ってくれた。
「見てくれる人がいるんだなあ」目の前がキラリと光ったが小沢は「お」と言っただけ。
◆小沢一郎は女性に「弱い」ということはないが「甘い」のは確かだ。
相手が政治家であっても、秘書であっても女性からの相談には必ず時間を割く。グループで来られるとさらに甘くなる。私が同じようなお願いをしたら「10年早い!」と一蹴されるだろう。
◆帰り際、小沢は言った。「おまえも政権交代の犠牲者だからな」裁判で検察と争うことは骨身にこたえるものだ。
国会を歩いている時は気丈に振る舞っているが1人になると底なしの不安が襲ってくる。
私は小沢のその一言で救われた。
|