中川尚の飛耳長目(税理士読書日記)TEL 東京・渋谷 03-3462-6595
佐高信「原発文化人 50人斬り」(毎日新聞社) 2011年9月5日(月)
<その1> 文化人となっているが、実際には政治家や芸能人が多く含まれており、彼等つまり原発のPRに一役買ってきた人達を徹底的に批判しているのが、本書の内容である。 以下、本書よりインパクトのある箇所を何点か要約して御紹介しておきたい。 ◆何年か前、青森県知事選挙があった。 原発ストップ派と一時凍結派、そして推進派という構図になった。 凍結派がアントニオ猪木に応援を頼み、150万円払った。その後推進派が1億円出すと言ってきたため、150万円を返金し、推進派を応援して1億円を得たそうである。 ◆電力会社の広告に協力した作家の幸田真音を批判したら、中立的な立場からエネルギーについての小説を書くために広告に出たのだと言いわけしてきた。 ◆電波芸者といわれる田原総一朗がエネルギー庁と青森県の共催の講演会で、原発の必要性を説き、日本の原発の技術がいかに優れているかを強調して、110万円の講演料をもらったという青森県議の報告がある。
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