中川尚の飛耳長目(税理士読書日記)TEL 東京・渋谷 03-3462-6595
上杉 隆、鳥賀陽弘道 「報道災害【原発編】」(幻冬舎新書) 2011年9月27日(火)
<その1> 事実を伝えないメディアの大罪というサブタイトルを持つ本であるが、内容はすこぶる面白い。 以下、インパクトのある箇所を要約して、御紹介していきたい。 ◆海外のメディアでは写真がものすごく悲惨なんですね。 奇形の子供とか、小頭症の子どもとか。今なお苦しんでいることを知らせるために載せるんです。 ところが日本は放射能事故、放射能による奇形の映像をテレビ・新聞は映さないんですね。 人間が一度に大量の放射線を被爆するとどうなるかを全世界の人はみんなだいたい知っているが、日本人は知らないんです。 ◆テレビで「原子炉は安定しています」と言っている。 だがこの「安定」とは悪いところで安定しているに過ぎない。 ◆こういうウソをついて「お前ら原子力がないと困るだろう」と脅してくる。 その疑問について記者クラブの記者は誰1人質問しない。挙句の果てに「勝俣会長様は・・・」とか「清水社長様は・・・」と言いながら質問する。
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