中川尚の飛耳長目(税理士読書日記)TEL 東京・渋谷 03-3462-6595
須田忠雄「アパート経営はするな!」(大空出版) 2011年9月30日(金)
<その1> 人口減少時代に入った今、アパート物件はすでにもう過剰なのだから、アパート経営はしてはいけないという警告の書である。 そして遊んでいる土地は即刻売って現金化せよとアドバイスしている。 事業経営の基本は需要と供給の関係にあるわけだから須田氏の主張は至極当然の主張であり、 私の普段考えていたことと酷似していたため、大変面白く読めた本である。 以下、本書よりインパクトのある箇所を要約して、私のコメントを付しながら御紹介していきたい。 ◆「一括借り上げシステムは家賃保証システムではない。」 よくある30年一括借り上げシステムとは、2年ごとに家賃の設定を変えることになっている。 つまり人が入らなければ家賃はドンドン下がっていくのである。 また、その会社の修繕プログラムを義務付けているため、費用はドンドン増えていくのである。 家賃が下がり費用は上がっていくため、当初はともかくも、いずれは赤字経営にならざるをえない。
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