中川尚の飛耳長目(税理士読書日記)TEL 東京・渋谷 03-3462-6595
小室直樹「日本いまだ近代国家に非らず」(ビジネス社) 2011年10月07日(金)
<その4> ◆さらに恐ろしいのは、そのアメリカ(つまり証人)に対して反対尋問が認められなかったことにある。 検事側の証人に対して、弁護側が反対尋問をして嘘を暴くべき可能性を認めなかったのである。 考えれば考えるほど、ロッキード裁判というものが暗黒裁判であったことがわかってくる。 ◆「反対尋問(審問)の機会」なきままの有罪判決は明白に憲法違反であり、明白に人権蹂躙である。 ◆人民を国家権力から守るための「チェック・アンド・バランセス」のポイントは司法権力による行政権力の抑止である。 検事と裁判官とが一心同体で、その上に分業と協同の原則に従って連帯するとなると、 この連帯の外に置かれた被告(必ずしも容疑者とも限らない)は全く「人間扱いを受けない」ことになるのである。
バックナンバー一覧へ
渋谷の税理士事務所TOP | 渋谷のオフィス紹介 | グループ概要 | 税理士読書日記 | サイトマップ 渋谷の名所・渋谷の観光スポット | サイトポリシー | リンク集