<その3>
◆「リーダーの資質」として、小沢一郎は次の5つをあげている。
「志を持っていること」
「主体性を持った人間であること」
「広い視野と先見性」
「自分の言行に責任を持つこと」
「歴史観を持つこと」
◆「戦後の日本人は、価値観が多様化している。これはひとえに民主主義教育のおかげだ」と言う人がいる。
僕はこの意見に真っ向から反対だ。戦後の日本は価値観が多様化したと言える状況ではない。
むしろ価値観の喪失とも呼ぶべき状況が社会の至るところで起きているのが実態ではないだろうか。
◆「出る杭は打たれるのことわざが象徴しているように、
日本の社会では主体性を持ち自分の価値観で行動する人間の足を引っ張ったり、
批判する風潮がある。
そこで「長いものには巻かれろ」と強者や権力者には逆らわずに生きるのが正しいとされたりするのだが、
それは僕から言わせれば、思考や判断の放棄に他ならない。
やはり何よりも大事なのは、自分の中に確固とした価値観やモラルを確立することであり、
正しいと信じたことをやり抜く勇気を持つことだと思う。」
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