<その6>
◆本当に日本に民主主義のセンスが定着していたら、
自分たちが選んだ国会議員を信用しないで、選挙で選ばれたわけでもない官僚のほうを信用するなどという
「ねじれ現象」が生まれたりすることもなかったはずだ。
◆国連が本当の機能を果すためには、やはり常設の警察軍を自前で持つのが理想である。
しかし国連がみずから独自の警察軍を創設することは今の世界情勢では、ほぼ絶望的であろう。
そこで僕がかねてから理想として提唱しているのが、日本が世界に先駆けて、国連にその力を提供するということである。
◆各教育委員会は文部科学大臣から「必要な指導、助言または援助」を受けると法律の条文には書いてあるだけである。
つまり「命令」とはなっていないために、最終的な責任の所在が、
各教育委員会にあるのか文部科学大臣にあるのかがはっきりしなくなってしまう。
国と地方がおたがいに責任をなすりつけあう。最悪の「無責任体制」になっているわけである。
こうした制度の歪みが今の教育問題の根底にあることを忘れてはいけない。
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