<その2>
◆「日本は外交・防衛・金融の基本を外国に差し上げてしまいましたので、独立国の体をなしておりません。
国政に目を向ければ、政治の責任も果たされているとは言えません。
郵便貯金は民営化されたあげく、外国資本が使っています。
年金問題を取り上げてみても、国民のための国家であろうとする意図さえ疑わしい。
この国は本当に残念な状態です。 しかし私は阿久根市役所には放棄してきた自治を取り戻します。阿久根市役所を変えます。」
これは竹原元市長の発言であるが、現実の社会体制の下で安寧に暮らしている立場にとっては、彼の主張は既成秩序の破壊に他ならない。
◆今度こそ私たちは、権力への服従が「大人の態度」であり、
望ましい姿勢だとされている生活様式からの脱却を目指さなければならない。
原発を推進した側の暴走を批判するのは当然だが、彼らの思惑だけでは何ひとつできるはずがないのも、
また事実であるからだ。
それは原発に限らない。
要するによほど賢くないと、生きていけない時代なのである。
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