<その1>
私は20代前半つまり大学生活の後半の時には好きで得意であった英語の勉強をやめてしまった。
それはアメリカ人と競争する時に日本人だけが日本語と英語の2つの言語を使っていたのでは不利だと思ったからである。
ヨーロッパの人間が英語をマスターすることは言語が比較的似ているため、まだやりやすいかもしれないが・・・。
英語を勉強しなければいけないと思わされていること自体が植民地根性そのものである。
語学なんかをやる暇があったら、自分の専門分野を窮めるべきである。
アメリカに行けば2才のバカでも英語をしゃべっている。
覚えてもすぐ忘れてしまうようなものを死にもの狂いになってやる必要はない。
欧米人が日本語を勉強すべきであって、日本人から歩み寄る必要などないというのが、私の考えである。
要するにそれだけ自分の専門性をみがけということである。
産業界においても、諸外国と比べて強い業界では、日本からわざわざ出向くのではなく向こうから頭を下げてやってくるのである。
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