<その2>
日本人はもっと堂々とすべきである。
例えばアフリカの多くの国ではヨーロッパ諸国に植民地にされたことにより、本来の母国語がなくなってしまっている。
英語がもっともポピュラーに通用する言葉になっているということは、
その国の文化が完全に消滅してしまっていることを意味する。まさに言語帝国主義である。
本書では、著者の成毛氏の様に外資系の会社に勤めるなど、
限られた人以外は英語を勉強するなと主張しているが、非常に納得できるはなしである。
以下、本書よりインパクトのある箇所を要約して御紹介していこう。
◆現在、世界で起きている問題のほとんどは欧米発である。
このような英語圏の人と同類になり下がる必要はない。
英語を勉強しなければいけないという強迫観念にとらわれている人は、
無批判に欧米人の考えを受け入れ、英語業界のカモ予備軍になりかけているのである。
今、日本人に必要なのは日本という自国を深く知り自分なりの考えをしっかりと持ち、
日本語でしっかり伝えられる「日本人力」である。
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