<その5>
◆読書しない国民ばかりになると、国家は衰退していく。
決しておおげさな話ではなく、事実日本の経済力は落ちているし、国際政治もお粗末で、国際的になめられている。
読書量によって国は滅びるといっても過言ではない。
◆ガンジーの慰霊碑に刻んである「7つの社会的大罪」の言葉とは次のものである。
1.原則なき政治
2.道徳なき商学
3.労働なき富
4.人格なき学識(教育)
5.人間性なき科学
6.良心なき快楽
7.献身なき信仰
◆東大生の読む本の半分はマンガなのである。
またよく読む雑誌は@「Tokyo Walker」A「少年マガジン」B「少年ジャンプ」C「non-no」D「Number」と、
普通の大学生どころか高校生レベルである。
昭和30年代は、岩波新書や岩波講座のほか世界文学全集、現代教養全集のような全集ものが上位を占めていた。
一方戦時中の東大生が愛読していた古典は「万葉集」「論語」「ファウスト」「新約聖書」「源氏物語」「古事記」「徒然草」だった。
「万葉集」は学徒出陣した学生が持っていたそうなので、当時の日本人として心のよりどころになる本だったのかもしれない。
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