中川尚の飛耳長目(税理士読書日記)TEL 東京・渋谷 03-3462-6595
佐藤 優「この国を壊す者へ」(徳間書店) 2011年11月4日(金)
<その1> タイトルはあえて逆説的なものになっているが、本書の内容は佐藤氏も指摘しているとおり、日本の政治エリートへの応援歌になっている。 以下、インパクトのある箇所を要約して、御紹介していきたい。 ◆鳩山首相が沖縄県外という決断をしたのだ。 それならば外務官僚、防衛官僚は国民によって選ばれた首相の決断の通りに任務を遂行すればよい。 そうすれば、普天間飛行場は沖縄県外への移設はできた。 ◆菅首相にはやりたいことは何もない。 脱原発と自然再生エネルギーへの転換に燃えているが、これはやりたい政策というよりも、 権力を維持するための道具として、これらの政策が役に立つからに過ぎない。 ◆検察と小沢氏との間で起きているのは「誰が日本を支配するか」をめぐる権力闘争である。 日本を支配するのは資格試験に合格した官僚か、それとも、 国民の選挙によって選ばれた国会議員かをめぐって司法の場で展開されている闘争なのである。
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