<その3>
◆民主党は「起訴された刑事被告人であっても、推定無罪が働いている。
小沢さんは無実であり、無罪だと主張している。
裁判の結果が確定するまでは、小沢さんにはあたかも何事もなかったがごとく仕事を続けてもらう」という決定すべきである。
◆冷静に考えれば、生方副幹事長の解任は純粋な党内問題である。
言論封殺や国家権力の濫用という問題は存在しない。
一般企業でも執行役員が役員会に出席せずにマスメディアに「うちの社長には問題がある」という非難を続ければ、
「なぜ会社の会議で批判せずに外でいろいろ言うのか」と責任を問われるが民主党でも同じである。
これは組織規律の問題である。
エリート記者たちには国家と社会団体である政党の区別ができなくなっている。
◆鈴木氏と辻元氏は対極的な政治家と見ている。
鈴木氏が人情家で人間関係を重視すると同時に、政治家としての信念を通すためには、権力と徹底的に対決することも辞さない。
これに対して辻元氏は弁舌さわやかで如才がない。
先読みも上手だ。同時に反権力的な発言をしても正面から権力と対決することは避けるという賢明な政治哲学を持っている。
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