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 週刊金曜日編「三菱重工の正体」(週刊金曜日)
20111125日(金)

 

 

<その2>
◆三菱重工は国家と共にしか存在できない企業体質を持っている。 だから平気で談合をやり、総会屋に業務を依頼し、政治家にも貢ぐ。 その結果、本社ビル爆破や株主総会の大混乱を招いた経験があるにもかかわらず、その体質は、いささかの変化もない。

◆1970年べ平連は、三菱重工の兵器生産に抗議して「三菱重工 反戦一株主会」を結成、抗議行動を続けていた。 71年の株主総会では顔にスリーダイヤをつけたドクロの面を被って総会場に入ってきたべ平連メンバー50人ほどに総会屋が殴る蹴るの暴行を加えるという事件も起きている。

◆いいか悪いかは別にして、総会屋は日本の資本主義の象徴だったところがあって、重工の場合のようにイヤなところは総会屋に全部やらせていたわけです。
アウトソーシングの走りですね。

◆三菱重工ほど権力と深く結び付き、戦争のたびに儲けてきた企業はない。 それは明治時代から21世紀の今日でも変わらない。 軍需は大勢の一般消費者を顧客とせず、国のみを相手にするビジネスで、景気に左右されにくいうえ、 状況の変化で役に立たなくなった兵器でさえも国が税金で買い上げてくれるので十分にペイできる。


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