中川尚の飛耳長目(税理士読書日記)TEL 東京・渋谷 03-3462-6595
増田悦佐「日本と世界を揺り動かす物凄いこと」(マガジンハウス) 2011年12月2日(金)
<その1> 本書より、インパクトのある箇所を要約して御紹介していきたい。 ◆人間が二酸化炭素の排出量を増やしすぎたことが地球温暖化の原因だと言い始めたのは、1988年にアメリカ航空宇宙局(NASA)に採用されたジェームス・ハンセンという若手科学者であった。 ただしハンセンの主張する中味は「二酸化炭素の排出量増加と地球上の大気温の上昇には強い相関性がある」というだけに過ぎない。 つまりどちらが原因でどちらが結果かを決めることはできていないのである。 ◆地球の大気温はハンセンが予測したような急上昇を示さなかった。それどころか世界中に五つしかない地球全体の気象に関するデータベースは、過去10年間に化石燃料を燃やして人類が発生させた二酸化炭素の量は記録的な上昇を示したにもかかわらず、地球上の大気温にはまったく上昇の兆候が見られなかったことを示している。
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